留学生活後半戦

 

 1月になって留学も折り返し、アメリカでの研修になりました。

越してきてはや10日がだったのだけど、このまま無為に時間が過ぎていくのももったいないし、帰ったら就活もあるし、何がしたいのか見つけるためにも研修以外もいろいろやっていきたいところ。

研修はちゃんとしてるし目新しいこともあるんだけどそれだけでいいとは思えんのよなあ。造園に傾倒しちゃうし。

 

今好きなこと興味があることは読書と絵を描くのとプログラミング、バスケ、音楽、映画とか?語学もかな

せっかくのアメリカとこの立地。紐育とかワシントンは行きたいしもちろん行くけど、まだ悩む時間のある今だからこそ気になったものは手を出してみた方が良い気がする、からやっぱ外出ないでできることもやっていきたい。

 

特に絵はこのままランドスケーブ方面にするにしろ大事だし。

5分ランドスケープスケッチやりつつとにかく毎日何か描いてこうかなあと思う、落書きじゃないやつを。

まだ自分の画風が定まらないのよね。

真似するの上手だから教わったり真似るたびに画風吸収しちゃってぐらぐらしてるだけかもだけど。でもプロになるためには自分の画風定着するまで描き込まなくちゃ。

なんのプロにせよ。

 

だけど室内でできることばかりにかまけずここでしかできないことも忘れないようにしなくっちゃ。引きこもってちゃもったいない。けど外ばっか行ってたら出来ないこともあるし何よりお金ももたない。

むずかしいところ。

 

ひとつを極めた方がいいのかもしれないけど、それって何を極めるかのチョイス間違うと大変なことになる、と思うのだ。

それにできるだけたくさんのものを見て体験してできるとこまで世界を広げていくって決めたから、やっぱりいろいろやった方がいい、きっとそうに違いない。

世界広げて何するんだとは思うけど、狭いとこにいたら見えない景色を見たい、それだけじゃだめかな。

だめかも。なにか素敵な目標も見つかるといいな。

 

エディンバラとクリスマスマーケット

 

スコットランドエディンバラに行ってきました。

博物館も美術館もたくさんあって、園芸好きの間ではボタニカルガーデンが人気だったりもするのですが、やっぱりこの時期行くならクリスマスマーケットは必見。

古くて大きい街だけあってクリスマスマーケットの規模も大きかったです。

 

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こんな具合でで店がずらっと並んでいました。

そして奥に見えるのはサンタランド。仮説遊園地です。

イギリスで割とよく仮設遊園地を見るのですが、流石に怖くてトライできない...ジェットコースター大好きなのに安心して乗れるのはディズニーアトラクションくらいという哀しい現実...

いつか仮設遊園地にも挑戦したいなあとは思っています。さすがに一人だと厳しい。

 

 

他にもいろいろ観光したのですが、おすすめは博物館。

そのままEdinbursh museumだったと思います。

free entranceで良かったら募金してってねというスタイル。気軽に入れて気に入ったら募金していくっていうこれまたイギリスでよく見るタイプの博物館です。

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mini

古いminiが展示されていました。今レンタカーでminiに乗っているのでおお!という感じ。

初期miniは本当にminiだったんだよ!って聞いたからこれはたぶん初期のではないのかも?

 

 

王道のエディンバラ城にも行ってきました。

£18とちょっと入場料は高いですが中が町かな?ってくらい広いのでだいぶ楽しめます。

あと、高台にあるので町が見下ろせるのも魅力のひとつかも。

 

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クリスマスマーケットがよく見えました。

きっとクリスマスじゃない時期に来たらまた違う景色と雰囲気なんだろうなあと思いつつ。

 

 

そして、崖の上にそびえたっているこのお城はホグワーツ城のモデルになったみたいです。

というよりエディンバラ全体にホグワーツ城の雰囲気があります。石壁とかとんがり屋根とかがこれぞホグワーツといった感じ!

 

エディンバラはJ.K.ローリングが執筆したところでもあるので、大いに参考にしているのかもしれません。監督さんとかが

そしてエディンバラ市街にJ.K.ローリングが実際に通って執筆にいそしんでいたカフェがあるというので行ってきたのですが、なんと改装中でした。

 

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思いっきり工事中でしたが、あらま、と覗き込む観光客がたくさん。

取り替えちゃったらJ.K.ローリングが通っていた、ていう付加価値なくなっちゃうのでは...とは思いますが老朽化とかなら仕方ないですね。

これはこれでレアなのではと思ったり。

 

チャンピオンツリー

 

研修中のある朝「今日はチャンピオンツリーの人がくるから」的なことを言われました。

チャンピオンツリー

響きがとても強そう。

なんだそれ。

 

つまりは大きい木のことで、高さとか直径で決まるみたいです。

このチャンピオンツリーの方はイギリス中、たまには大陸の方にまで足を運びつつ木々を計測している、この道20年のベテランだそうです。

20年分の軌跡ノートを見させてもらいましたが、量も歴史感もすごかった。

 

チャンピオンツリーの話のなかで「日本にもすごいやつがあるよ。日本のCryptomeriaはすごい!」て言われたのですが、最初Cryptomeriaが何だか分からなかった、聞いたことはあったけど...

スギのことでした。林学出身として流石にスギくらいは覚えておこうと反省しました。

 

このスギ、確かに日本には大きいものがたくさんある。

だけど驚いたのが、イギリスとかアイルランドだと10mそこそこにしかならないということ。風が強くて倒れちゃうかららしい。たぶん土がしっかりしてないとかも原因になってると思う。

 

アイルランドのボタニカルガーデンにあったスギがこれ。

 

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このもこもこしているのが、1本(多くても2,3本)の杉の木。

大抵は倒れては起き上がり、倒れては起き上がりを繰り返してこういう形になるんだそう。

中はこんな風になってました。

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それはもういろんな枝やら幹がごっちゃになってさながらアスレチックのよう。

子どもに人気のスポットらしいです。せっかくなので一緒になって遊んできました。

木登り楽しい。

 

余談。

いろんな庭を巡り歩いていたらアイルランドで2番目のチャンピオンツリー(Cryptomeria)に会いました。

 

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No2チャンピオンはこの三つ並んでいるスギたち。根っこはひとつらしいです。

ただ、倒木が思いっきり倒れ掛かっちゃってるのはこれでいいのだろうか。

 

 

Plant id

 

ちょいちょいPlant id っていう言葉を耳にする。

最初聞いたときはラベルかなにかかと思いました。日本語でIDっていうと免許証とか社員証とかそんなイメージが強いものだから。

 

これ、Plant identification の略で、直訳すると「植物同定」

要するに植物を見て名前を見極める作業のことみたいです。

 

そんな identification の話

 

植物を見極めるとひとことで言っても、そのためには葉っぱを見たり、枝ぶりを見たり、樹皮を見たり、それはもういろいろなポイントをチェックしていく必要があります。

はじめての人は「検索表」を使うと分かりやすいかも。

系統樹みたいにどんどん枝分かれして絞っていってくれます。ただ、ちゃんと枝分かれについていくためには、植物の構造とか部位の名前とか知っておく必要があるけども。

やさしい図鑑ならば巻頭に解説がついています。

検索表のある図鑑だと、「検索入門野草図鑑ー保育社」がおすすめ。

ただ、もう絶版な気がするから、アマゾンで中古を探さないといけないかも。でも結構簡単に見つかります。

 

 

さて、今自分はMount Stewart Gardenで世話になっているのですが、ここはできたころから主が集めさせ、ときに自らヒマラヤ遠征してまで集めてきたという植物たちが犇めいているのです。それだけに留まらず、今のヘッドガーデナーも植物収集好きで方々から種を貰ってきたり、枝を貰ってきたりしてどんどん増やすものだから、ガーデナーですら知らない植物が育っていたりするみたいです。

Shurb 低木に関しては、数も種類も多すぎるから把握するのを断念したそうです。

 

今回はPlant id をヘッドガーデナーと一緒にしたのですが、流石ヘッドガーデナー。ちょっと見ただけで科名どころか属名まで検討がつくものだから調べるのもとても早かった…

 

林学でも造園学でも植物同定は基本なので一通りやってきてはいるのだけど、結局は暗記ゲーになってくるので、暗記が苦手な自分にはちょっと…

覚えようと力こぶ入れて立ち向かうほど不思議なことに覚えたはずのことまでするする零れ落ちてしまうのです。ふわっとは分かるけど詳細が思い出せない。言ってくれたら分かると思う。たぶん、脳みその検索機能がいまいちなのだと思う。

 

植物をサクッと同定できちゃう人って、一般名だけじゃなくて学名までさらっと出てくるし、大抵は自生地から生態までリンクしてて、歩く植物辞典といった具合。

 

そもそも同定するだけでも、結構場数踏んでないとさらっとはできないのだけど…

 

自分は同定はできるけど、やはり覚えるのはどうも…

それにせっかく覚えたと思ってもAPGなんちゃらが改訂したりして変わっていくものだからついていける気がしない。

やっぱりせめて科名の検討くらいはつくようにがんばろ

 

行先

 

院に進んで留学してまで思う、ここで、これで本当に良かったのかなあと。

 

なんか周りの人たちはどんどん先に行ってるし、いつまで経ってもまだまだ足りないし。

 

というかどこを目指しているの分からなくなってきた。いや、そもそも最初から何も分かってはいないのだけど

 

どこを目指すかまだまだ決まらないけど、決めきれないのは自分の弱さ故か。

 

 

 

そんなことをうだうだ考えてると少年漫画がいやに心に響いてヒロアカ見てたら泣きそうになった。

 

全力で何かを目指すの、やっぱいいなあ。

自分もそっち側に行きたい。さて、どこを目指そうか